「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか? 咬みません。躾のできた良い子です。」
ある日、終電を逃したOLのさやかは、マンションの前で行き倒れている青年を助けます。
「樹(いつき)」と名乗る彼は、なんと道端に生えている雑草に詳しい植物学者でした。
成り行きで一緒に暮らし始めた2人。
樹は料理上手で、さやかのことを優しく癒してくれます。
そんな彼との生活を通して、さやかは忘れていた恋心に気づき始めます。
きゅんポイント1:不器用な優しさが、おっさんのハートに刺さる!
樹は、さやかを「お嬢さん」と呼びます。
まるで犬みたいで、ちょっと頼りない。
でも、料理の腕はプロ並みで、さやかのために美味しい手料理を毎日作ってくれます。
植物に詳しくて、雑草の名前や花言葉を教えてくれる姿も素敵。
不器用だけど、優しくて、ちょっと抜けてる。
そんな樹の姿に、30代のおっさん(私)のハートは鷲掴みにされました(笑)。
きゅんポイント2:忘れていた恋心を思い出す!
さやかは、樹との生活を通して、忘れていた恋心を思い出します。
ドキドキしたり、嫉妬したり、不安になったり…。
そんな気持ちを、さやかは素直に樹に伝えます。
「好き」って気持ちを伝えるって、すごく勇気がいること。
でも、さやかの勇気に、私は心を揺さぶられました。
「そうそう、恋ってこういう気持ちだったよな〜」
と、若い頃の甘酸っぱい記憶が蘇ってきました(遠い目)。
きゅんポイント3:植物が繋ぐ、2人の距離感が絶妙!
「植物図鑑」というタイトルの通り、この物語にはたくさんの植物が登場します。
樹は、道端に生えている雑草の名前や花言葉を、さやかに教えてくれます。
植物を通して、2人の距離はどんどん縮まっていくんです。
植物って、私たちの生活に寄り添ってくれているんだなと、改めて感じました。
あと、樹が作る料理がどれも美味しそうで、ヨダレが出そうでした(笑)。春になったら、私も野草を探し、料理したいです!
おわりに
有川浩さんの「植物図鑑」は、恋する気持ちを思い出させてくれる、最高にピュアで愛おしい物語です。
不器用だけど優しい樹と、素直で可愛いさやか。
2人の恋を、ぜひ見守ってください。
きっと、あなたの心にも、温かいものが灯るはずです。
30代のおっさんでも、キュン死すること間違いなし!
ぜひ、ご一読ください。
こんな人におすすめ
- 恋愛小説が好き
- ピュアな気持ちになりたい
- 植物が好き
- 疲れた心を癒したい
有川浩さんの作品は、どれも本当に素敵です。
コメント